| 第1分科会
ぶんぶく茶釜 |
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| あらすじ 茶釜に化けたタヌキの各地で引き起こす騒動を描いた、 なみだありわらいありのばくしょーつーかいこめでぃー |
| 作品No.005 NITRO_199/6/15 |
きつね7, NITRO_17, 合計14 |
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「た、大変です、和尚さま! たった今火にくべましたら茶釜が声をあげました」 「そうそう。良い茶釜はそうやってよく音を立てるものじゃ。 気にせずに続けなさい」 「和尚さま、茶釜が暴れています」 「そうそう。良い茶釜はそうやってよく動きまわるものじゃ。 うっかり飛び出してしまわないよう、がんじがらめに縛りあげなさい」 「和尚さま、何だか断末魔の叫びっぽいのが聞こえてくるのですが」 「そうか。きっとそれは湯が沸き立ってきた合図に相違ない。もう少し続けなさい」 「和尚さま、茶釜はすっかり静かになりました……」 |
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| 「全部蒸発してしまったんじゃな。沸かせすぎたか」(き) | |
| 作品No.007 きつね99/6/15 |
きつね6, NITRO_16, 合計12 |
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〜1〜 おじいさんが山で茶釜を拾ってきました。 「なかなかいい茶釜じゃ。とられないように金庫に入れておこう」 〜2〜 「おじいさん、おじいさん、ぼくはたぬきです。実は茶釜はぼくが化けていたのです。ぼくをこの金庫から出してくれたら、私はお礼に芸をしますよ。私を見せ物にして一儲けしませんか」 「そうか、それも悪くないな」 おじいさんは茶釜を金庫から出しました。すると茶釜からたぬきの頭と手足としっぽが生えてきて、茶釜はあっという間に逃げてしまいました。 〜3〜 茶釜はお寺に逃げ込みました。和尚さんの集めていた茶の道具コレクションの中に紛れ込んで眠り始めました。 しばらくして茶釜は和尚さんの目にとまりました。 「あれ、こんな茶釜持っていたかな。まぁ、いいや。茶でも沸かしてみるか」 〜4〜 いろりに戻った和尚さんは火打ち石を取り出して、かちっ、かちっ。 「い、いまのカチカチという音はなんですか」 「いや、カチカチ鳥の鳴き声でしょう」 〜5〜 「ぶんぶく、ぶんぶく、ぶんぶく」 お湯が沸いたかと思って見てみると、突然茶釜はいろりの火から飛び降りました。見れば、茶釜にはたぬきの頭と手足やしっぽが生えています。 「あちちちち」 〜6〜 そこにうさぎが現れました。 「これは、火傷によく効く塗り薬です。塗ってあげましょか」 うさぎは唐辛子入りの味噌をいっぱい茶釜に塗りました。 「いてててて」 〜7〜 「なんでこんなに茶釜が汚れてるんだ。なんだろう、味噌みたいに見えるが……」 和尚さんは茶釜を洗うことにしました。 「しかしひどい汚れだな。仕方がない。つけ置き洗いにしよう」 〜8〜 茶釜は沈んでいきました。 ぶんぶく、ぶんぶく、ぶくぶくぶく。 |
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| 単純な組み合わせ物でもこれならOK。(N) | |
| 作品No.003 NITRO_199/6/15 |
きつね6, NITRO_15, 合計11 |
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「あら、もう売ってしまったのですか? あの茶釜」 「あたりまえじゃ。あんな気持ち悪いの置いておけるかい! よりによってタヌキの化けとる茶釜とは、道具屋にすっかり騙されとったわ。 まあ思ったより高く処分できたのは不幸中の幸いと言えるかもしれんがな。 ほれ、これくらい……やや?!」 和尚さまは目を見張りました。 なんと財布に入れておいた売上金がいつの間にか数枚の木の葉に変わっているではありませんか。 「うう、タヌキめ。またしても……」 |
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「うさぎに言いつけるぞ」(き) 「あの客もグルだったのか!」(N) |
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| 作品No.011 きつね99/6/15 |
きつね6, NITRO_15, 合計11 |
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「この茶釜は火にかけないでくださいね」 「ええっ、どうしてなの」 「たぬきに戻るときに使う木の葉が燃えてしまいます」 |
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| 「ほお。つまり、これを燃やすと普通の茶釜になってくれるわけね……」(N) | |
| 作品No.004 NITRO_199/6/15 |
きつね5, NITRO_15, 合計10 |
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「さーさ、お立ち合い。これからお目にかけますのは世にも珍しい茶釜の綱渡り。 目も眩むようなこの断崖絶壁に張り渡された一本のロープ。 ボロボロですぐにも切れてしまいそうなこのロープの上を、なんと茶釜が……」 「おいオヤジ。もう逃げ出しちゃってるぞ、あの茶釜」 |
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| 誰だってビビります。(N) | |
| 作品No.009 きつね99/6/15 |
きつね6, NITRO_14, 合計10 |
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ある日、和尚さんが眠りにつくと、床の間に飾ってあった茶釜から手足やしっぽや頭が出てきて、部屋を歩き回りました。 次の日、やはり和尚さんが眠りにつくと茶釜たぬきは部屋をのそのそ。 その翌日、茶釜がのそのそ動いたのはやはり和尚さんが寝ている間でした。 その翌日も、茶釜が起きて見るとやはり和尚さんは布団の中。 また翌日も、和尚さんは動きません。 茶釜たぬきはちょっと不安になりました。 「うーん、この和尚さん、ずっと寝ているようだ。本当に生きてるのかな。水でも飲ませてみるか」 おじいさんは起きませんでした。 「体が冷えたのかもしれん。いろりの火のところに……」 |
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おじいさんの体から手足やしっぽやたぬきの頭が出てきて……。(き) 生活サイクルのずれが引き起こす悲劇 (N) |
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