第2分科会
ホレのおばさん

JSP
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あらすじ
器量の良い働き者の姉と不細工で怠け者の妹がおり、 母親は実の娘である妹の方ばかりをかわいがっていた。
毎日たくさんの糸を紡ぐよう命じられていた姉は、ある日 血だらけの糸巻きを洗おうとしてうっかり井戸の中に糸巻きを落としてしまう。
糸巻きを取りにいくように言われて姉は井戸にとび込み、 井戸の底でホレおばさんに出会う。
姉はホレおばさんの家でもよく働き、 感心したホレおばさんは姉の帰り際に黄金の雨を浴びせる。
黄金まみれになって帰った姉を見て母親は妹も井戸に飛びこませるが、 あまりの怠けぶりに腹を立てたホレおばさんは妹の帰り際にタールの雨を浴びせる。
(Grimm KHM24)
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作品No.012
NITRO_1 01/4/30

きつね6, NITRO_15, 合計11

パンの叫び声。
「ここから出してくれー。もうとっくの昔に焼けてるんだ」
「いやだわ。そんなことして体が汚れたらどうするのよ」
リンゴの叫び声。
「早く落としてくれー。もうみんな熟しきっているんだ」
「いやだわ。そんなことして頭に落ちてきたらどうするのよ」
怠け者の娘はホレおばさんの家までやってきました。
「よく来たね。まあこれでもおあがり」
食卓に黒焦げのパンと腐りきったリンゴが並びました。
これから、毎日。……こんなごはんでは仕事する力も湧かないな。(き)
他人の物を勝手に収穫してしまう姉よりは立派です。(N)

作品No.005
きつね 01/4/30

きつね5, NITRO_15, 合計10

 家が恋しくなった美しい娘は金に包まれて帰ってきました。
「あんたは、誰だよ」
 家に入れてもらえませんでした。
こんなけばけばしい娘ではなかったのに。(N)

作品No.006
きつね 01/4/30

きつね6, NITRO_14, 合計10

 働き者の美しい娘は、地上に戻るとき、金をかぶりました。
 金は体に染みついて、二度と取れることはありませんでした。
大丈夫。金を溶かす液があると、中学で習ったわ。(き)
タールの方は二度と取れないなんてことはないだろう。(N)

作品No.008
NITRO_1 01/4/30

きつね5, NITRO_15, 合計10

「布団を丹念に振るってね。羽毛を飛ばせばこの世に雪が降るのさ。 あたしはホレおばさんだよ」

娘は働き者でした。
毎朝床を直すたびに羽毛布団を力任せに振るいました。
この世は雪に埋もれました。
そのうち、衆議の上、ホレばあさんのもとに怠け者の娘が送り込まれまし た。(き)

作品No.010
NITRO_1 01/4/30

きつね5, NITRO_15, 合計10

「これは良い働き手が見つかった」
働き者の娘はホレおばさんの家でも散々こき使われていました。
「おばさま、そろそろ家が恋しくなってきたのですが」
「帰りたいの? どうしても? ふーん、そうかい。 ではあたしが上まで連れていってあげよう」
「ありがとうございます。ところで今持ってきたその釜は何なのですか? 少しタール臭がするのですが」
怠け者の娘には、「金をかけてあげるから、さっさとお帰り」と。(き)


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