第1分科会
こぶとりじいさん

JSP
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あらすじ
鬼の踊りに仲間入りをした爺が、また来るようにと頬の瘤を質に取られる。 隣の爺が自分も瘤を取ってもらおうと行くが、踊りがへたで、 瘤をつけられてしまうという話。
(以上、「広辞苑」より引用)
 高得点順に配列。右上数字は得点。各10点満点合計20点満点。
 青いページ(1頁目/全1頁)には10点以上の作品を載せてあります。


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作品No.010
NITRO_199/2/15

きつね8, NITRO_17, 合計15

「おい、じじい。明日も踊りに来てくれるよな」
「ええと、その…」
返答に詰まったおじいさんは、いつもの癖で頬のこぶをさすり出しました。 すると鬼は何やら勘違いしたらしく、
「ほお。お前のコブってそんなに大事なものなのか…」
そう言うと、いきなりおじいさんの頬からコブをひきちぎってしまいました。
「ふふ。このコブはしばらくこちらで預かっておく。 よいな。また明日も来るんだぞ」

翌日、おじいさんは再び鬼のところへやってきました。 今度はおばあさんを引き連れて。そうしてまた鬼の前で楽しそうに 踊ってみると、これが前にも増して大好評です。
「はは、うまいうまい。昨日のやつもよかったが、 今日の踊りはもっと楽しいわい。よしよし。また宝物をやろう」
「ありがとうございます」
「で、明日もまた来てくれるんだろうな」
「ええと、その…」
おじいさんは返答に詰まったふりをしながら、今度はおばあさんを さすり出しました。
毎日のようにいろんな人を連れてきて、さするのね。(き)
その次の日、おじいさんは燃えないゴミを持っていき… (N)

作品No.001
おりたろう99/2/8

きつね7, NITRO_17, 合計14

翌日の鬼瓦版より抜粋.
「前代未聞,移植患者取り違え」
「”神の手を持つ男”,まさかの失態」
「さいわい拒絶反応はない模様」
むかし、週刊朝日の井上ひさし氏他のページで「お伽噺を新聞見出し にすれば・・」という企画がありました。あれの仲間ですね。(き)
きれいにまとまってますね (N)

作品No.005
きつね99/2/15

きつね6, NITRO_16, 合計12

「あれ、もう退院なのか。右の肺の腫瘍はどうしたの」
「山に行ったら鬼たちがとってくれた」
「そうか、それはいいことを聞いた。ぼくもとってもらおう」
というわけで場所を聞き出した左の肺に大きな腫瘍のある木こりのおじいさん、山に行った。
まさに命がけ (N)

作品No.008
NITRO_199/2/15

きつね6, NITRO_15, 合計11

「はは、うまいうまい。こんな楽しい踊りを見るのは初めてじゃ。 おかげで旨い酒が飲めたわ―― よし、じじい。これはわしからの感謝の印じゃ。遠慮なく取っておけ」
「おお、いいのですか。こんな宝物を。ありがとうございます!」
「で、明日もまた来てくれるんだろうな」
「ええと、それは…」
「ではそれまでこの宝物を預かっておこう」
「えっ、コブじゃなくって?!」
でもこぶを預かったら二度と来ないだろ。今までここに来た何人もの 木こりの汚らしいこぶがもうこんなに溜まってるよ。(き)
毎日タダで踊りを見る方法 (N)

作品No.002
きつね99/2/15

きつね5, NITRO_15, 合計10

鬼たちは木こりのおじいさんが踊りもうまいし楽しかったので、明日も来いよと言ったけれど、
「そうだ、ただの言葉の約束だけでは明日来てくれぬやも知れぬ。何か大事なものを預かっておこう」
「聞きしところによれば、老人のこぶは縁起がいいそうじゃ。これを貰っておくから明日はまた来いよ」
「へ、へい。では、こぶをとって下さい」
「そうか、じゃ、用意するからしばらく待ってな。えーっと、のこぎり、ナイフ、やっとこ、かんな、それから……」
「そ、それは……」
「大丈夫、後でちゃんと返すからな。ほら、ここに糊だって準備してある」
でも、のりは雀が全部なめちゃったよ。(き)
麻酔さえかければ特に問題はないですね (N)

作品No.004
きつね99/2/15

きつね7, NITRO_13, 合計10

「もう明日来てくれぬかも知れん。大事なものを預かっておこう」
「ああっ、お願いでございまする。それだけは止めて下さい。あ、あっ」
「それっ」
「ン、あらン、やだァ、もおっ、鬼さんったらァ」
そしてあらぬところにこぶも二つ。
次に行ったおじいさんはつけられちゃうのかなぁ。(き)

作品No.009
NITRO_199/2/15

きつね4, NITRO_16, 合計10

頬にコブのあるじいさんたちが50人、 ふとしたはずみで鬼の前で踊らされる羽目になりました。
はじめはさすがにビクビクもののじいさんたちでしたが、 酒の酔いも手伝って、皆すぐにいつもの調子を取り戻すことができました。 そうなるとみんな踊りのうまいことうまいこと。鬼たちももう大喜びです。 踊りおわるとじいさんたちはたっぷりとごほうびをもらいました。 そして
「よいな、おまえたち。明日もここに来るんだぞ。 それまでこのコブはこちらで預かっておく」
そう言うと、鬼たちは一人一人からコブをもぎ取っていきました。
「そ、そんな! 大事な大事なこのコブを引っこ抜いてしまうなんて…」
と一応は困ったフリをしてみたじいさんたちでしたが、 もちろん内心ではしてやったり。鬼の姿が見えなくなると、 宝物を抱え、小躍りしながら村に帰っていきました。
この話を聞きつけたあるじいさん。
「よし、わしも宝物をもらいにいってくる」
と勢いよく鬼たちのところに出かけていきました。 ところが…

「ええい、この下手くそめ! とっとと帰ってくれ! この50個のコブはもう返してやるから…」
うーん。もうちょっと短くしたい (N)


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