第1分科会
桃太郎

JSP
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あらすじ
拾い物の桃から生まれた桃太郎が キビ団子で買収したイヌ、サル、キジの協力を得て 鬼ヶ島から財宝を略奪してくるお話
 高得点順に配列。右上数字は得点。各10点満点合計20点満点。
 青いページ(1頁目/全1頁)には10点以上の作品を載せてあります。


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作品No.025
NITRO_199/3/15

きつね8, NITRO_17, 合計15

桃太郎がおじいさんの家に厄介になりだしてしばらく経った頃。

(毎日働きもせずゴロゴロして…)
(力だけは人一倍あるくせして、この役立たずめが…)

桃太郎は、こういうおじいさんおばあさんの視線に 耐えきれなくなってきました。
もちろん、面と向かってそんなことを言われているわけではありませんが、 ではただの思い過ごしかと言うと、そう言い切れる自信もありません。 実際、彼がちっとも働いてないことは確かなのですから。

「ぼく、鬼ヶ島へ鬼退治に行ってくるよ!」

桃太郎は半ば逃げ出すようにして家をとび出ていきました。 おばあさんにもらったキビ団子を腰につけて。 そうして村の外へ出てきたところで「ふう」と大きく一息。 鬼ヶ島に向かって少しずつ歩き出していきました。

しばらくすると犬が寄ってきました。
「桃太郎さん桃太郎さん、お腰につけたキビ団子…」

桃太郎はサッと団子を投げてやりました。 犬は喜んでパクつきます。しかしその犬、すぐ口から泡を吹いて ひっくり返ってしまいました。

「おばあさん…」
そう人を疑うなよ。単にのどに詰まらせたんだよ、きっと。(き)
「これは…鬼に食べさせろ、ってことなんだろうな。たぶん、 いや、絶対そうだ。そうとしか考えられないよ…」(N)

作品No.003
きつね1989

きつね7, NITRO_17, 合計14

 桃太郎は鬼退治に行くことにしました、川を下るのが早いと思った桃太郎は村の有名な大工さんに頼んで、川下りの乗り物を作ってもらいました。
「どうだ、ほれ、おもしろい形をしとるだろう。これはな、そうそう、そうやって中に入って川を下るんじゃな、こんな形をしとるから、鬼ヶ島の近くに行っても怪しまれんし……」
 桃太郎はその中に乗り込み、いよいよ出発です。その乗り物はどんぷらこ、どんぶらこ、と川を流れてゆきました。なかなかの速度です。桃太郎はほくそ笑みました。
「この調子なら今晩のうちには鬼ヶ島に着けるに違いない」
しかし、川下ではおばあさんが、洗濯をしていました。
この婆ァ、きっと鬼の手下ですね。家の中では爺が包丁研いで……。(き)

作品No.007
きつね1989

きつね7, NITRO_16, 合計13

 おじいさんとおばあさんが桃を食べようとすると、突然、桃が真っ二つに割れて中から桃太郎が飛び出してきた。
「あれ、桃太郎が出てきた」
「ほんとだ」
「どうしたの。心配してたんよ」
「うぇーん」
「泣く奴があるかっ。桃に閉じ込められたのか」
「うん」
「誰にやられたん」
「鬼だよゥ」
「他人にいじめられてめそめそしてる奴があるか。その鬼とやらに早く仕返しをして来いッ」
「うぇぇーん」
「泣くなッ、早く鬼退治してこいッ。してくるまでは家には入れてやらんし、このキビ団子しか食ってはなんねえ。分かったなッ」
こうやって強い子が育っていくのです。(き)
「決して他人の力を借りるんじゃないぞ!」(N)

作品No.019
きつね99/3/15

きつね8, NITRO_15, 合計13

 おじいさんとおばあさんが桃を食べようとすると、桃は自然に割れて中から赤ん坊が出てきた。
 しかし、その晩、鬼が村にやってきてその赤ん坊をさらって行った。
先見の明。(き)
さすがにこの時点では鬼の力が上 (N)

作品No.023
きつね99/3/15

きつね7, NITRO_15, 合計12

 赤鬼が洗濯していると、桃が流れてきました。
 家に持って帰って、桃をみんなで食べようとすると、桃は二つに割れて中から赤ん坊がでてきました。
「なんだこれは。人間の子ではないか」
「ホウ、これは手間が省けた。今月は村から子どもをさらってこなくて済むな」
 というわけで、その月は村には鬼が現れませんでした。
 めでたしめでたし。
実にめでたい。(き)
問題はそれからなんだよね (N)

作品No.014
NITRO_11989

きつね6, NITRO_15, 合計11

桃太郎は鬼退治に行くことになりました。

鬼ヶ島に向かっててくてく歩いていると、猫がやって来て
「キビ団子を下さい」
桃太郎がキビ団子をやると、猫はパクパク食べて立ち去っていきました。

さらに歩いていくと、今度はタヌキが現れました。
「キビ団子を下さい」
そのタヌキもまた、食べ終わると何も言わず立ち去ってしまいました。

しばらくすると鳥が現れました。「うーん…」と渋る桃太郎に対し、
「私は奴等なんかとは違います。ちゃんと家来になりますよ! ホントですって! ですから…キビ団子を下さい」
そこで桃太郎はなけなしのキビ団子を与えました。 その鳥はやはりサギでした。

それからまもなく、犬とサルとキジが姿を見せましたが、
「ごめん、キビ団子はもう無いんだ…」
みんな肩をすくめて立ち去っていきました。

そんなわけで、
「ふーんだ。家来なんて要るもんか。僕一人でだって鬼退治できるんだい!」
と止むなく一人っきりで鬼ヶ島にのりこんだ桃太郎でしたが、 肝心の鬼は既に一寸法師に退治されてたようで、 財宝も全部持ち去られすっからかんになっていました。

すっかりグレてしまった桃太郎。その後鬼ヶ島を拠点として 付近の村を散々荒らしまわるようになってしまいました。
これくらいでくじけちゃいけません (N)

作品No.017
NITRO_11989

きつね5, NITRO_15, 合計10

おばあさんが川で洗濯していると、川上の方から巨大な桃が流れてきました。 その桃を取ろうと、思いっきり手を伸ばしたおばあさん。 つい体のバランスを崩して川の中に落っこちてしまいました。

川下の方では別のおばあさんも洗濯をしていましたが、 やはり、桃を取ろうとして川に落っこちてしまいました。

さらに川下で洗濯していたおばあさんもやはり…

こうして欲張りなおばあさんを次々と溺れさせながら、 死神入りのその桃は海まで流されていきました。
教訓、欲はかくもんでねぇ、ということですね。(き)
何せ死神ですから (N)

作品No.027
NITRO_199/3/15

きつね4, NITRO_16, 合計10

「なあ、おまえたち。よかったらワシらのところへ来てみないか。 こちらには何だってそろってるぞ。ほれ、このとおり。 もちろん肉や魚だって食いたい放題。あんなくそまずいキビ団子なんて、 メじゃないよ。
それにだな、仮にワシらを退治したところで、 どうせ手柄を独り占めするのはヤツなんだぜ。 まあここは一つ、どちらが得なのかじっくり考えてみれば…」

そうしてゆっくりと桃太郎の方へ首をまわしていくイヌ、サル、キジ。

「お、おまえたち、まさか…」
まさか、鬼の言葉がわかるのか。(き)
たしかにキビ団子だけで従えておくのは無理そう。(N)


現在作品数028
※日付欄に「1989」とある作品は同人誌「ぴよよ」1989年夏号 からの転載です。(含、修正作)
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